清花園

バレンタインが終われば、もうすぐひな祭り！

そして、三月は色々とおめでたい月です。

今シーズンのおすすめのギフトアイテムでそろってまいりました！

ご準備いかがでしょう？

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清　花　園
〒946-0011　新潟県魚沼市小出島124-27
TEL：025-792-0878
FAX：025-792-3760 営業時間　8：00～18：00
https://seikaen0878.hanatown.net/     instagram:@seikaen_878

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もうこの冬何度の寒波が来たことでしょう。

はじめは12月。そのあと、クリスマス、年末。年始。節分。そして今日！

そのたび、アーケードや屋上にはおびただしい量の雪が積み重なり、

止まる客足。待ち受ける除雪。

「ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため…」

賽の河原の囚人のごとく私はその都度、雪を「クマ武」ブランドのスノーダンプに積んでは、

店舗兼住宅わきの川（それを雪国の人は「流雪溝」と呼ぶ）に投げ入れますが、

寒波はそんなことをものともせず。

鬼のように、私が賽の河原で積み上げた石をスコーンと、それはまあいとも簡単にスコーンと打ち壊していくのです。

だけれども私は負けません！

ならば、とこの雪を楽しんでやるのです。

あれこれと試行錯誤を繰り返してみますが、やっぱ無理。だって雪とか重いし冷たいし。

・

そんな雪に飽き飽きした私の心情を見透かすかのようなタイミングで商店街組合会長登場。

「雪像をつくるぞ」

会長は言います。来週の土曜、この町で毎年恒例の雪まつりがある。

コロナ禍のせいでほとんどのイベントは中止だけど、

かろうじて商店街の雪灯籠づくりは中止になっていない。

だからやる。

雪灯籠でなく、雪像をだ。

・

そう高らかに宣言した会長のワクワクは止まりません。

手芸店の先輩は町で出くわした際に「オマエなんの雪像つくる？？」と問われたそう。

そして、数日後。会長の店に呼ばれた私は告げられました。

「オレはビンドゥンドゥンをつくる」

この時、私の冬はまだ終わらないことを確信しました。

・

そして当日。

「うちの商店街のやつらはセンスがない」

集合時間の14時を待たず、午前中から一人作業していた会長は私たちの力作を見てとても歯痒そうに言います。

たとえば私のピカチュウ。

たとえば私のポケモンマスターさとし。

たとえば私のどーもくん（これは割といい出来）。

・

・

そして、会長作ビンドゥンドゥン。

へそが茶を沸かすとはこのことか！

と、思ったりもした冬の雪国のある日の出来事。

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